子宮頸がん検診「要精密検査」の場合は当グループへご相談ください

当院では子宮頸がん検診で、要精密検査になった場合の精密検査が可能です。コルポスコピーによる精密検査で調べる事が可能です。
子宮頸がんの「精密検査」が出来るのは限られた医療機関のみ
精密検査(コルポスコピー検査)が対象の方は、子宮頸がん検診などの細胞診において異常が出た方です。
市区町村の子宮がん検診や会社での婦人科検診等を受けて、異常を指摘後、精密検査が必要と案内されたが、その検診を受けた施設で精密検査を行っていない場合があります。
受け取った結果に対して、第一にどの医療機関に行ったらいいかわからない場合等は当院に結果を持って受診して下さい。

当院では子宮頸がんの「精密検査」、コルポスコピー検査がご来院日当日にお受けいただくことが可能です。
当日の精密検査を受けられる医療機関は都内でも限られており、当グループは患者様の利便性に加え、正しい判断をより迅速に行う診査スピードを第一に考え日々診療しております。
子宮頸がんの「当日精密検査」はGYNメディカルグループにお任せください。
子宮頸がん?罹患?死亡リスク?
子宮下部の管状の部分を子宮頸部、子宮上部の袋状の部分を子宮体部と呼び、それぞれの部位に生じるがんを子宮頸がん、子宮体がんといいます。
子宮頸がんは子宮がんのうち約7割程度を占めます。国内では、毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3000人が亡くなっています。
国立がん研究センターのがん統計に基づく2018年9月15日更新の統計によると、生涯で子宮頸がんになる割合は78人に1人、子宮頸がんで死亡する割合は339人に1人となります。

子宮頸がんの罹患と死亡リスク

病気の原因は?
子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることがわかっています。
このウイルスは性的接触により子宮頸部に感染します。HPVは男性にも女性にも感染するありふれたウイルスであり、性交経験のある女性の過半数は、一生に一度は感染機会があるといわれています。
しかしHPVに感染しても、90%の人においては免疫の力でウイルスが自然に排除されますが、10%の人ではHPV感染が長期間持続します。このうち自然治癒しない一部の人は異形成とよばれる前がん病変を経て、数年以上をかけて子宮頸がんに進行します。
子宮頸がんの診断の流れ
まずスクリーニング検査として子宮頸部の細胞診検査を行います(前述の子宮頸がん検診と同様)。
細胞診の結果、異形成やがんの疑いがある場合には、専門の施設でコルポスコピーという拡大鏡で病変部の観察を行いながら子宮頸部の組織を採取(生検)し、顕微鏡で検査する病理組織検査を行います。これにより異形成や上皮内がん、または浸潤がんであるかの診断を行います。
もし子宮頸がん(浸潤がん)と診断されたら、次に内診や画像検査(CT、MRI、PETなど)を行い、子宮の周囲にある組織へのがんの広がりやリンパ節・他臓器への転移の有無をしらべます。
これらの結果に基づきがんの進行期(ステージ)を決定します。
コルポスコピー検査による診断

コルポスコピーは、別名「頚部精密検査」と呼ばれます。コルポスコピーという膣や子宮の頸部の表面を拡大する専用の顕微鏡で細かい部分を観察する検査のことです。
専用の機械で拡大し観察することが可能なので、肉眼では見られない病変を発見することができます。
通常、コルポスコピーでの観察と、異常が疑われる部位の病理検査(組織診)を行い、その結果とあわせて診断します。
子宮頸がんの治療成績、早期発見・早期治療を
子宮頸がんは、早期がんのうちに治療すれば治癒率も高く、また子宮を温存できる可能性も十分あります。しかし進行がんになると再発率・死亡率も高くなります。
予防にはHPVワクチンによる一次予防がまず大切であり、次に、子宮頸がん検診で早期発見し、早期治療をうける二次予防が重要です。
子宮頸部蒸散術による早期治療