性病・性行為感染症(STD)

性病・性行為感染症(STD)とは

性病・性行為感染症

性感染症(STD)とは、性行為によって、皮膚や粘膜を通して感染する病気の総称です。放置しておくと不妊の原因になるものや、カラダに重大なダメージを与えるものもあります。

何か異常を感じたり、不安を感じる行為をしてしまった場合は、パートナーのためにも必ず検査を受けるようにしてください。

一般的な性病一覧

下記のように、性病には多くの病気があります。これらの性病は、見た目ですぐにわかるものや検査をしないとわからないもの、また症状として出るものから出ないものまであります。日常で気になる出来事や症状が出現した場合、なるべく早く受診した方が良いでしょう。

性病は、正しく治療すればすぐ治るものもあるので、早期発見・早期治療がポイントです。最近では、クラミジア感染症が当院でも急増しております。咽頭部は検査が非常に困難です。治りの悪い喉の痛み、腫れが起こった場合には注意が必要です。

HIV(エイズ)

HIVとはウィルスの名前で、HumanImmunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウィルス)の頭文字をとった略称です。

HIVはヒトの血液中や、精液・膣分泌液などにいて、これらの体液がほかのヒトの粘膜(たとえば、眼・口の中・尿道の先・膣や肛門の中など)や、傷ついた皮膚に触れると感染する可能性があります。

HIVはヒトの体に入り込むと、白血球の一種であるCD4リンパ球という細胞に感染します。すると、徐々にCD4が破壊されていきます。CD4リンパ球は、ヒトの免疫を担当する司令塔の役割をしている細胞なので、減少するとヒトの免疫のはたらきが弱くなっていきます。CD4リンパ球の数は、血液検査で測定することができます。

AIDS

HIVに感染しただけでは症状のない人も多いのですが、CD4リンパ球の減少とともに徐々に免疫力が低下し、通常は病原性のほとんどない微生物による感染症(日和見感染症)などの合併症を発症します。

ニューモシスチス肺炎など厚生労働省が定めた23の合併症のいずれかを発症した場合、AIDSと診断されます。

AIDSは、AcquiredImmunodeficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)の略称です。

つまり、AIDSは病気の名前で、HIVはそれを引き起こす原因ウィルスの名前です。HIVに感染すると、大きく3つの経過をたどります。感染初期(急性期)、無症候期(症状が出ていない状態)、AIDS発症期です。

AIDSの感染初期(急性期)・初期症状

感染したウイルス(HIV)が急激に増える段階です。この時には、発熱、だるさ、筋肉痛、リンパ節が腫れたり痛んだり、また湿疹ができたりしますが、数週間で症状は消えてしまいます。

AIDSの無症候期

症状が消えて、治った感じになる無症候期を迎えます。この時も同様にウイルスは増えているのですが、まだ、残されている免疫機能により症状が抑えられている状態にあります。

AIDSの発症期

残された免疫機能が落ちてしまうと、AIDSを発症します。AIDSは、以下のいずれかの発症により判定されます。

  • 真菌症(カンジダ症(食道、気管、気管支、肺)、クリプトコッカス症(肺以外)など)
  • 原虫感染症(トキソプラズマ脳症、クリプトスポリジウム症など)
  • 細菌感染症(化膿性細菌感染症(敗血症など)、再発を繰り返すサルモネラ菌血症など)
  • ウイルス感染症(単純ヘルペスウイルス感染症、サイトメガロウイルス感染症など)
  • 腫瘍(カポジ肉腫、原発性脳リンパ腫など)
  • その他(反復性肺炎、HIV脳症など)

淋菌

淋菌感染症は、性器クラミジア感染症と並んで頻度の高い性感染症です。クラミジアは男性より女性の感染者が多いのに対し、淋菌感染症は男性の方が多い傾向にあります。1回の性行為による感染率は約30%と、比較的感染力が高いので注意が必要です。

淋菌感染症の症状・不妊症との関係

女性の場合の淋菌感染症の症状は、子宮の出口に感染が起きてもほとんどが症状が出ないため、男性に比べ感染に気づきにくいのが特徴です。

まれに粘り気のある膿のようなおりものが増えたり、バルトリン腺に炎症を起こして膣の出口の下側が大きく腫れたりすることがあります。感染が子宮や卵管を通じてお腹の中まで拡がり「骨盤腹膜炎」の状態になると、発熱や強い下腹部痛が出現し、将来的な卵管不妊や子宮外妊娠の原因になります。

出産の時に淋菌に感染していると、赤ちゃんが産道で感染してしまい、淋菌による結膜炎を起こすことがあるので、妊娠を望む前には性感染症検査を受けて感染していないことを確認しておいた方が安心です。

性器ヘルペス

女性の性感染症の中でクラミジアに次いで多い性器ヘルペスです。原因となる単純ヘルペスウイルスに感染しても、はっきりとした症状が出ないまま、相手に感染させる力だけ持っている状態になることがあるために、自分が感染源である自覚がないままにウイルスを蔓延させてしまうことがあります。

症状

女性の場合の性器ヘルペスの症状は、初発の場合、2~10日間の潜伏後に比較的突然外陰部の痛みが出現します。外陰部に複数の水ぶくれや潰瘍ができ、排尿時にしみたり、痛みのせいで排尿や歩行が困難になることもあります。

38℃以上の熱がでることもあり、足の付け根のリンパ節が腫れて押さえると痛みを伴います。ときに強い頭痛や首筋が硬くなるような症状が出たり、尿や便が出しにくいといった神経麻痺の症状が出ることもあります。再発の場合、初発よりも症状は軽く、水ぶくれの数も少なくて済むことがほとんどです。

再発の前に、外陰部の違和感や太ももから足先にかけてのピリピリする感じなどの前兆がでることもあります。一度感染すると、ウイルスは体内に潜伏して完全に排除されることはないため、何度も再発してしまう場合があります。

性器ヘルペスと妊娠・出産

女性の場合、出産時に性器にヘルペスウイルスが排出されていると、新生児に感染してしまい重篤なヘルペス感染症を引き起こすことがあり、新生児ヘルペスは死に至ることもあるため、感染リスクが高い場合は帝王切開を行なうことになります。

原因

単純ヘルペスウイルス1型や2型の性行為による感染が原因です。口唇に感染したヘルペスウイルスが、オーラルセックスにより性器に感染することもあります。

尖圭コンジローマ

外陰部や肛門周囲に鶏冠状のイボができます。痛みや痒みを伴うことは少なく、イボに気づかなければほとんど無症状なため、気づかないうちに病気が広がっていたり、複数のパートナーに感染させてしまうことがあります。

出産の時に膣内や外陰部にイボがあると、そこからHPVが感染し、赤ちゃんにコンジローマのイボができたり、喉にウイルスによるイボができたりすることがあります。

原因

オーラルセックスも含めた性行為によって、HPV(ヒトパピローマウイルス)の6型や11型に感染することで発症します。感染してから、目で見て分かる「イボ」ができるまでに3週間~8ヶ月間の潜伏期間がありますので、感染機会を特定できないケースもあります。

HPVは100種類以上の「型」があり、6型や11型は皮膚にイボを作るタイプのものです。陰茎がんや子宮頸がんの原因となることはないため「ローリスクタイプ」に分類されています。

尖圭コンジローマと子宮頸がん

同じHPV(ヒトパピローマウイルス)でも16型や18型の「ハイリスクタイプ」に分類されているものが子宮頸部に感染すると、子宮頸がんのリスクが高くなります。ローリスクタイプとハイリスクタイプの両方に感染することも珍しくありません。

感染=がんになるというわけではありませんが、ハイリスクタイプのHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染した場合はよりこまめに子宮頸がん検診を受ける必要があります。

尖圭コンジローマ切除術

切除術治療を行っております

GYNメディカルグループ(池袋院/渋谷院)では尖圭コンジローマ切除術治療を行っております

尖圭コンジローマ切除術

トリコモナス

広義のトリコモナス感染症は、膣トリコモナス、腸トリコモナス、口腔トリコモナス、ウシ胎仔トリコモナスなどのトリコモナス原虫によって起こされる感染症です。ここでいうトリコモナス感染症は、膣トリコモナスが女性の性器に感染して起こされる感染症のことです。

トリコモナスが膣に感染して炎症を起こしたものを膣トリコモナス症といい、性交渉で簡単に感染してしまい、最近は数が減ってきていますが、まだまだ重要な感染症のひとつです。膣の中だけではなく、子宮頸管や尿道、またパートナーの尿路や前立腺などにも潜んでいますのでピンポン感染(カップルの間で、お互いにうつし、うつされをくり返すこと)を起こします。

症状

主な症状は、外陰部の強い痒みや膣の刺激感と、泡状の臭いが強いおりものです。膣内だけでなく、尿道や膀胱に感染すると、頻尿や排尿時の痛みなどの尿道炎膀胱炎症状を引き起こすこともあります。

原因

トリコモナス原虫の感染が原因です。主な感染経路は性行為ですが、性交経験のない女性でも感染していることがあることから、下着やタオルや浴槽などからの感染もありうると考えられます。

B型肝炎ウィルス

B型肝炎も性行為感染症が原因です。B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液を介して感染して起きる肝臓の病気です。

HBVは感染した時期、感染したときの健康状態によって、一過性の感染に終わるもの(一過性感染)とほぼ生涯にわたり感染が継続するもの(持続感染)とに大きくわかれます。

思春期以降にHBVに感染すると、多くの場合一過性感染で終わります。感染の原因のほとんどはHBV慢性感染者との性的接触によるものですが、入れ墨、ピアスの穴開け、カミソリや歯ブラシの共用の際、HBV持続感染者の血液が付着したままで次の人が使用すると感染の可能性があります。

一方、HBVが慢性感染している人の大部分は、母親がHBVの持続感染者で、出産時に産道出血によりHBVが新生児の体内に侵入することにより感染します。

また従来は健康な人に発症した急性B型肝炎は慢性化しないといわれてきましたが、近年ジェノタイプA型と呼ばれる、欧米型やアジア・アフリカ型といった外来種のHBVに感染すると比較的高率に慢性化を起こすことも知られています。

症状

B型肝炎は、成人がHBVに感染したときに一過性に発症する急性肝炎とHBVの持続感染者に起きる慢性肝炎の2つに大きく分けられます。

B型急性肝炎は、HBVに感染してから1〜6ヵ月の潜伏期間を経て、全身倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、褐色尿、黄疸などが出現します。尿の色は濃いウーロン茶様であり、黄疸はまず目の白目の部分が黄色くなり、その後皮膚も黄色みを帯びてきます。

一方、B型慢性肝炎では、一般に急性肝炎でみられる症状は出現しにくく、自覚症状はほとんどありません。しかしB型慢性肝炎では、しばしば「急性増悪」と呼ばれる一過性の強い肝障害を起こることがあります。

この際には急性肝炎と同様に、全身倦怠感、食欲不振、褐色尿、黄疸が出現することがあります。

検査を受けるタイミング(目安)

※スクロールできます

クラミジア(膣/咽頭/尿) 気になる性交渉から1週間後
淋病(膣/咽頭/尿) 気になる性交渉から1週間後
トリコモナス 気になる性交渉から1週間後
カンジダ 気になる性交渉から症状が現れたら
梅毒 気になる性交渉から4週間後以降
HIV 気になる性交渉から3ヶ月後以降
B型肝炎 気になる性交渉から3ヶ月後以降
C型肝炎 気になる性交渉から3ヶ月後以降
ヘルペス 気になる性交渉から症状が現れたら
コンジローマ 気になる性交渉から症状が現れたら

性病検査の費用

性病検査費用は、自費価格で以下の通りとなります

※スクロールできます

STD検査セット(クラミジア/淋菌/HIV/梅毒) 13,100円
クラミジア(膣)検査 4,500円
クラミジア(咽頭)検査 4,500円
淋菌(膣)検査 4,500円
淋菌(咽頭)検査 4,500円
HIV(エイズ)検査 3,600円
梅毒検査 2,300円
ウレアプラズマ検査(マイコプラズマ含む) 16,300円

※相談料・処置料が別途かかります

初回:3,200円(税込)/2回目以降:1,200円(税込)

※保険適用の性病検査もあるため、保険証をお持ちください。

カップル性病検査

カップル性病検査を行っております

池袋クリニックではカップル性病検査を行っております。気になる方は早めのチェックをおすすめします。(※渋谷院では男性が入室禁止のためカップル検査を行っておりません)

カップル性病検査
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